長男にEQ教育を行った理由
私の長男は、先天性の再生不良性貧血のため30もの合併症があり、
その症状の一つに「橈骨(親指)欠損」というのがありました。
その他の両手の指は拘縮して動かず、ほとんど機能全廃状態でした。
わずかに動いた左手の小指を見て、主治医が
「将来、肉体労働ができないときのことを考えて頭脳労働をさせなさい。
知能を鍛えなさい」と言ってくださいました。
でも、私は、両指の残された残存機能をどうにかして元に戻してあげたかったので、
独学でリハビリと右脳教育を始めました。
幸い看護師をしていましたので、その経験を活かし乳幼児の発達段階をみながらの
カリキュラムを作り、毎日実践しました。
当時、右脳教育で有名だった3人の先生の著書を買い込み、
長男が実践できそうなものを50項目ピックアップし、
リハビリと一緒に「遊びながらいつの間にかできていた」
という方法を考えました。
強制や指示や苦痛なものだと続かないと思いました。
長男が意欲をなくさないように楽しみながらできるものがいいと考えました。
その結果、生後6か月で言葉を話し、1歳6か月でカセットテープの操作を
自分でして自由に音楽を楽しみ、2歳で絵本を読み、5歳では、同年代の子どもの
倍のIQがありました。
私がとても驚いたのは、EQ(心指数)でした。
意欲、やる気、好奇心、向上心、創造力、自分で考えて自分で行動する力、
そして、ユーモアやジョークのセンス。
長男は、「できない」ということをいうのが嫌いでした。
やればできると思っていましたから、何にでもチャレンジしました。
失敗したら、“どうしたらできるようになるか”を自分で一所懸命考えるような子でした。
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こんなことがエピソードがあります。
著書「貴大と共に ーぼくのためにありがとうー」より
貴大は自分で考えて工夫して行動していくような子だった。
だから、貴大の言動に親が口出しするというようなことは、
余程のことがない限りしたことがなかった。
両手のことについても、こんな風に聞かれたらこんな風にしなさいと
言ったことはない。貴大が自分で考えて答えていた。
この頃だったと思う。幼稚園の帰りに選挙運動をしているおじさんに会った。
候補者の経歴の説明をしている内に、抱っこしていた貴大の両手に目が止まった。
すると、選挙運動は一転して布教活動に変わった。熱心に某宗教への入信を薦める。
「可哀想に」と言いながら貴大の両手をひっくり返して観察し始めた。
「やめて下さい」
と言おうとしたとき、貴大は両手をさっと引っ込めて後に回しこう言った。
「お手々は曲がってるけどぼく、何でもできるんです」
その一言でおじさんは退散してしまった。
当時、4歳でした。
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普段の努力が自信につながるのだと教えられた瞬間でもありました。
「できない」ということを言うのが嫌いな子でしたから、親である私ができないと
いうわけにはいきませんでした。
どうしたらできるようになるか!を長男より先回りして考える必要もありました。
長男は6歳で亡くなりましたが、2年後に生まれた次男にも同じようにしました。
その結果、生後2ヶ月で4つの言葉を話し、空腹、抱っこしてほしい、お水がほしい、
お風呂に入りたいということを単語でしたが、意思表示していました。
生後2ヶ月と言えば、食べて、寝て、泣いて、の毎日だと思っていました。
でも、違うんです。ちゃんと意思表示ができるんです。
自分の要求を言葉で伝えることはできるんですね。
だから、ちゃんと目を見て微笑みかけてあげる必要があると思います。
わからないからではなくて、ちゃんと話しかけてあげる必要があるんだと思いました。
その後、母のこんな一言で一切の幼児教育をやめてしまいました。
「頭のいい子が早くいくっていうからね」
今にして思えば何の根拠もないことですが、長男を亡くして間もなかった私にとって、
“一切やめよう”と決心するにはには十分すぎる一言でした。
次男も同じ病気に
その後、普通に生活をしていたのですが、長男と同じ病気だということがわかり
5歳で骨髄移植。
小学校に入学した途端、今までの看病疲れがが出たのか私が「荷下ろし症候群」
になり2年間寝込みました。
その寝込んでいる間、次男がいじめを受けていることがわかり、
ドナーさんからいただいた大事な命をここで終わらせるわけにはいかないと、
地を這うような思いで心療内科の門を叩きました。
その後、10年間に渡り、次男の心と体を元気にしてあげたいと取った資格が
30余あります。それらを総動員して6年間続いた次男のいじめ問題を
乗り越えていきました。
でも成績は散々で、23番中20番とか0点を取ってきたときもありました。
いじめが本人に与える影響がいかに深刻かということが、
成績ひとつとっても如実に反映されるのだなと思いました。
高校に入学して環境が変わり、心機一転したものの成績はA~Eクラス中の最下位。
この時、運勢的に落ち込んでいた3年間が過ぎ、上向いてきたので
私は次男にある一言を言ってみることにしました。
その結果、4月の中間テストではクラスでトップ、更に3か月後の学期末では
4クラス中トップ。平均点を下げていたのは体育の実技の50点でした。
改めて、言葉の大切さとあきらめてはいけないということを実感したできごとでした。
次男は、3歳のときから始めた折り紙が趣味で、小学校6年生のときには、
子どもたちに教えていました。
中2で折り紙博士と、パステルアートの認定校の資格を取り、今では、親子で
一緒に教室とイベントをしています。
どんな一言が次男の成績を伸ばしたのか、どんな方法で才能や資質がわかったのか、
それをなぜ、実現できたのかということをセミナーではお話しています。
そして、1分でできる簡単なEQ・IQを育てる方法をお教えしています。
自宅にあるものでできますので材料費はかかりません。
EQを育てるとこんなふうに伸びていきます
・小学校に入学するまでにEQ(心指数)を伸ばしてあげられた
ら「勉強しなさい」と言わなくてもすみます。
意欲、やる気、集中力、創造性、向上心が育っているので、
自ら進んで学習するからです。
・想像力、思いやり、自己主張することができるのでいじめる、
いじめられることがなくなります。
・コミュニケーションを取れる子、大人に育ちます。
・自信、自尊心のある子に育ちます。
・自分を大切にする子、人のことも大切にできる子に育ちます。
・教育費用が削減されます(塾を否定するものではありません)
・小さいときから目標が決まっていて、何となく大学に行くと
いうことがなくなります。
・早くから才能が開花したり自分の好きなことを見つけて始めていたり、
その趣味が将来の仕事になることもあります等・・・
セミナーを開催しようと思ったきっかけ
3人の先生の中のお一人に、数年前、エチカの鏡や金スマに出演されていた
久保田競先生の奥様、「カヨコおばあちゃん」が有名になりました。
私はその競先生の著書を読み30年前に長男に行っていましたので、
そのことがカヨコおばあちゃんにより実証されたので、自分がやってきたことは
間違っていなかったということがとても嬉しく自信につながりました。
2012年、ドリームプランプレゼンテーション長崎にエントリーさせていただいたとき、
病気や障害のある子どもたちの才能を探して伸ばしてあげたいという思いがありました。
そして、自主自立をして自分らしく生きていってほしいと思い、夢の事業
「病気や障害のある子とその家族のための癒しのフリースクールサロン」を
創りたいと将来の夢を語ったときからですが、これから日本はご高齢者1人を
2人の子どもたちが支えていく時代が近い将来訪れるそうです。
病気や障がいのある子ども達もその2人の中に加えてほしい、そして、今まで
福祉のお世話になってきたので今度は、国に税金を払える子どもたちに育てていきたい、そんな想いから開講することにしました。
ただ、この教室は障がいのある子も健康な子も同じく育っていくことを目的にしていますので、健康なお子さんんは対象外ということではありません。
2013年1月より開講しています。
◆この講座は、成績が上がることを目標とはしていません。
IQ(知能指数)よりEQ(心指数)を上げることを目標にしています。
EQが伸びていけば、自然にIQも伸びていくからです。
IQ重視で伸ばしても残念ながらEQは伸びていかず、その結果、
人とのコミュニケーションをとれない子どもたちが増えているそうです。
成績がアップしたことを書いていますが、将来受験する学校の範囲が広くなるとか、
本人が行きたい学校を選べる範囲が広くなるという意味です。
いい高校、大学に入るためというのが目的ではありません。
どこの学校を選んでも、本人の才能が伸ばせる、いきいきと
生きて行けることを目的としています。
そのためには、両親との関わりがとても大切になってきますので
そのことを重視した内容になっています
関連セミナーとして
※原理哲学(素粒子)を使ったセミナーも行っています。
・なぜ、人は幸せになるようにできているのか
・逆境がチャンスと言われているのは何故か
・病気や障害のある子がこの世に送られてくる理由は何か
・「類は友を呼ぶ」ということを素粒子レベルから説明しています等
◆ご予約は、こちらのメールフォームから
◆お問い合わせは携帯またはこちらのメールフォームから
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090-6488-1956
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